
人間関係において、不愉快だと思うことがあります。
次のことが、不愉快なことです。
○仲間はずれをされること
○悪口を言われること
○イヤミを言われること
○軽蔑されること
○無視されること
○他の人と、比べられること
このようなことを経験すると、非常に不愉快になります。
悲しさが込み上げてきて、人間関係がこじれてしまいます。
残念なことに、不愉快なことを、意識的にする人がいます。
このような人は、イヤがるのを面白がっていて、許すことができません。
しかし、不愉快なことをする人の多くは、無意識でする場合が、多いように思います。
意識しないで、無意識に不愉快な行動を、してしまうのです。
あなたは、不快なことを人に対して、していないでしょうか。
自分自身に、自問してみて下さい。
ここで西洋の話を紹介します。
昔ある王国に、いたずら好きの王子がいて、ロウソクをたらして、虫を殺してばかりいました。
そこで王様は、王子をこらしめようと、柱に縛り付け、王子の手に、ロウソクをたらしました。
あまりにも熱かったので、王子が泣き叫ぶと、王様はこう言って、王子に忠告しました。
「おまえにそうやって、殺された虫たちがどんなに熱く、苦しい思いをして、死んでいったか、これでよくわかっただろう。自分がされてイヤなことは、今度、一切つつしむことだ」
この話をもとにしたことわざが、「わが身にロウソクをたらして、熱さを知れ」です。
つまり、このことわざは、「自分がされて不愉快になることは、他人にもしてはならない。自分が望まないことを、他人に望んではならない」ということを表しています。
不愉快なことは、誰も望まないのです。
不愉快なことかどうかの判断を、的確にしましょう。
不愉快なことを、決してしないように、努めましょう。
不愉快なことをしない人は、誰からも好かれ、人間関係も良好なのです。
