君子は豹変する 1122


初めは「賛成!」と言っておきながら、何かの事情(例えば金などをつかまされて)で、コロリと態度を変え、今度は一転「反対!」と叫ぶ。

現在は、これを称して「君子豹変(くんしひょうへん)」と言う。

このように、現代ではもっぱら悪い意味で使われているが、本来の意味は、そうではなかった。
変化することには変わりはないが、よい方向に変化するのである。

豹の皮は、美しい模様をなしている。
そういう美しい方向に変化することが、「豹変」である。
つまり、今までの自分から脱皮して、新しい自分を創造することを言う。
進歩、向上と言ってもよい。

時代は、常に変化する。
変化に取り残されないためには、常に自分をリフレッシュし、創造的革新をはからなければならない。
それが本来の「君子豹変」である。

コロコロと態度を変える「豹変」は、止めましょう。
常に創造的革新のほうを心がける、「君子豹変」でありたいものです。

2024年01月01日