毛利元就の言葉を紹介します。
100人中100人にほめられる者に、ロクなヤツはいない。
みんなによく思われたくて、苦言など言い出さない。
こういう人間が上に立つと、組織は必ず乱れる。
毛利元就は、戦国時代に中国地方を支配した、戦国大名の雄である。
生涯65回の合戦を経験した人物だけに、彼の言行録は味がある。
「100人中100人にほめられる者に、ロクなヤツはいない」という言葉は、現代にもあてはまる。
堀場製作所創業者、堀場雅夫氏も『仕事のできる人、できない人』で、次のようなことを述べている。
どこの職場でもみんなから、『いい人』と言われる人はいる。
つまり敵の少ない人だ。
性格も明るく人気もあるが、仕事はイマイチで、正直「仕事のできる男」の範囲に入らない。
「人望家」のように言えるだけで、「八方美人」で、仕事よりまわりによく思われたいという気持ちのほうが先に立つ。
したがって仕事が、途中半端になりやすい。
ひと言で言えば、「いい人」は、「無能」の代名詞と言えるだろう。
読売新聞をつくり、巨人軍をつくった正力松太郎氏は、ハッキリとこう言っている。
「ねたみや反感や、誤解されるのが嫌だったら、何もしないことだ。何もしないで、役に立たぬ人間になればいい」
「敵のいない者は、味方もいない」という言葉を、もう一度しっかりと味わいましょう。
何かに必死に努力する人、本当に仕事のできる人は、まわりの評判など、気にしないのです。
