暴行・暴言などの嫌がらせは絶対ダメ 779


小学校で複数の先生たちが、一人の若い男性の先生に対して、いじめをしていました。
先生たちは、教育者として、子どもたちにいじめはいけないと教える立場なのに、その先生方がいじめをしていたことに、多くの人々はショックを受けました。

若い先生を優しく指導する立場であるのに、若い先生が言うことを聞かないなどを理由に、いじめとして、暴行・暴言などの嫌がらせをしたのです。
校長の言動が威圧的で、相談できなかった。
職員室の雰囲気が、悪かった。
これらのことが重なって、さらに嫌がらせが、エスカレートしたのです。

このような嫌がらせは、絶対ダメです。
このことは、誰だって分かっているのに、起こったのです。
全部の暴行・暴言などの嫌がらせは、125項目でしたが、ここで主な項目を紹介します。

☆日常的に「くず」「死ね」などと、暴言を吐かれた。
☆日常的に膝蹴りをされたり、プロレス技を掛けられたりした。
☆日常的に、かばんに空き瓶が入れられ、机の上にごみが置かれた。
☆羽交い締めで、激辛カレーを食べさせられ、目の下などに塗られた。
☆運動会の準備中、金づちでわざと指を打たれ、髪や服を接着剤や洗濯のりまみれにされた。
☆所有する車の屋根に乗られ、車を蹴られた。
☆日常的に「ポチ」と呼ばれ、職員室や廊下などでビンタをされたり、職員室の前で、「きもいねん」と、言われたりした。
☆他言しないよう求めていたのに、女性と交際している事実をばらされた。
☆職員室で懇親会を欠席する旨を連絡した際、校長に「おまえ、俺を敵に回していいんか。泥を塗るのか」などと、どう喝的に言われ、出席を事実上強要された。

驚くべき事実ばかりで、若い男性の先生が受けた苦痛とショックは、計り知れません。
加害者の先生たちの行動は、大きな問題で、当然罰や処分を受けました。
それ以外の先生たちが、嫌がらせを止めようとしなかったことも、悲しいことで残念だなと強く思います。

被害者の先生は、適応障害と診断され、長く入院されました。
子どもたちに向けて、次のメッセージを公開しました。
「励ましの手紙や絵、手作りの学級通信、千羽鶴、全部がとてもうれしかったです。もう一度立ち上がろうと、思うことができました。」

嫌だったことを、早く忘れ去られることを願います。
子どもたちが、先生を応援しています。
被害者の先生が、心の回復をされ、再び子どもたちとの楽しい生活が、できるようなることを、切に願っています。

人として、やっていいことと悪いことがあります。
心の弱さが、このようなことを引き起こすのです。
「暴行・暴言などの嫌がらせは、絶対ダメ」と、心に刻みましょう。

2020年09月08日