
人生において、今歩いている自分の道が、本当にこの道でいいのかと不安になります。
特に、辛く苦しい毎日が続くような時に、強く感じます。
自分以外の人は、みんな楽しそうで、幸せそうに見えるのです。
穏やかに暮らしていたり、笑顔でいたり、上手くいっているように見えるのです。
しかし、本当はそのように見える人でも、多くの辛く苦しい経験をして、それを乗り越えてきているのです。
あなた以上に、悩み苦しみもがいていたのかもしれません。
ここで、松下幸之助さんの「道をひらく」からの言葉を紹介します。
自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。
せまい時もある。
のぼりもあればくだりもある。
坦々(たんたん)とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮(しょせん)はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
松下幸之助さんは、天与の尊い道があると言われています。
これは、松下幸之助さんに与えられたミッション(使命)だと思います。
ミッション達成のために、どんなことがあろうが、自分の道をひらき、歩まれています。
すさまじいミッションのエネルギーが、あふれています。
人にはそれぞれミッションが、与えられています。
ミッション達成のために、どんな時も自分の道を、一歩一歩歩んでいきましょう。
きっと大きな喜びが、待っています。
