どんな時も自分の道を歩く 783


人生において、今歩いている自分の道が、本当にこの道でいいのかと不安になります。
特に、辛く苦しい毎日が続くような時に、強く感じます。

自分以外の人は、みんな楽しそうで、幸せそうに見えるのです。
穏やかに暮らしていたり、笑顔でいたり、上手くいっているように見えるのです。

しかし、本当はそのように見える人でも、多くの辛く苦しい経験をして、それを乗り越えてきているのです。
あなた以上に、悩み苦しみもがいていたのかもしれません。

ここで、松下幸之助さんの「道をひらく」からの言葉を紹介します。

自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。

広い時もある。
せまい時もある。
のぼりもあればくだりもある。
坦々(たんたん)とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。

この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮(しょせん)はこの道しかないのではないか。

あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。

松下幸之助さんは、天与の尊い道があると言われています。
これは、松下幸之助さんに与えられたミッション(使命)だと思います。

ミッション達成のために、どんなことがあろうが、自分の道をひらき、歩まれています。
すさまじいミッションのエネルギーが、あふれています。

人にはそれぞれミッションが、与えられています。
ミッション達成のために、どんな時も自分の道を、一歩一歩歩んでいきましょう。
きっと大きな喜びが、待っています。

2020年09月12日