理不尽な体験を成長に 785


レストランで、料理を注文して、少し食べたのに、「料理が美味しくないので、お金は払えない」と、言う人がいます。
食べたのであれば、美味しくなくてもお金を払うのは当然なのに、お金を払えないとは、驚いてしまいます。

新車を買い、自分で傷をつけてしまったのにも関わらず、「新品に交換しろ」と、言う人がいます。
お店側のミスで、傷がついてしまったのなら、筋が通っていますが、自分で傷をつけたのなら筋が通りません。

このように理不尽なことを、平気で言う人がいます。
「理不尽」とは、「筋の通らない物事」を、意味する言葉です。
無茶な要求、常識的でないクレームなど、人が起こすアクションに使われることが、多いのです。

ここで熊本日々新聞掲載、女子中学生の「理不尽体験も自分の成長に」を紹介します。

私は、先日「プラダを着た悪魔」という映画を見ました。
これは新人編集者のアンディが雑誌「ランウェイ」の編集長ミランダのアシスタントに雇われ、悪魔のようなミランダのもとで日々奮闘し、成長していくという映画です。
私がこの映画から学んだこと、それは理不尽なことにどう立ち向かっていくかです。

アンディは、ミランダ編集長に理不尽なこと、絶対に無理だと思うようなことをたくさん言われます。
出版前のハリーポッターを入手しろと言われたり、ハリケーンの中、家に帰りたいから飛行機を飛ばせと言われたり・・・。

しかしアンディは諦めません。
アンディはできない自分にもどかしさを感じつつも、ミランダの元で働くことが自分の力になると信じ、どうにかして解決しようとします。
そして映画の中で、アンディは大きく成長します。

私はこの映画から理不尽なことを言われても、それを自分の成長につなげられる人でありたいと思いました。
理不尽なことを言われた時、どうするかでその人の人間力が問われると思います。
私はどうにかして解決し、その経験から成長できるようになりたいです。

女子中学生は、映画を見て、理不尽なことに対して前向きに考え、立ち向かっていき、解決する努力をしたいと強く思っています。
そのような経験が、自分を大きく成長させるということを、認識しているのです。

理不尽な体験と思っても、決して逃げずに、正面から向き合いましょう。
何とか知恵を絞って、上手く解決するように努力しましょう。
理不尽な体験が、人を大きく成長させ、強くしてくれるのです。

2020年09月14日