
『心のともしび』という、ラジオ番組がありました。
この番組は、次のような標語を、掲げていました。
「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」
この標語を聞くたびに、心が軽く前向きになりました。
これは、「自分が置かれている厳しい状況や暗い社会環境を嘆き、批判することは止めましょう。それよりも、自分が明るくなり、積極的に人々や社会に、あかりをつけることができるようになりましょう。」という意味です。
今の状況を考えてみると、人々や社会が大変厳しい状況にあります。
それゆえ、多くの人が暗くなったり、落ち込んだりしています。
欲求が多くなり、他人を責めたりすることが、多くなっています。
つまり、「暗いと不平を言う」人が増えて、「すすんであかりをつけよう」とする人が、減ってきているのです。
とても残念なことだと思います。
ここで、牧師・詩人の河野進さんの詩を紹介します。
【天の父さま】
どんな不幸を吸っても
はくいきは
感謝でありますように
すべては恵みの 呼吸ですから
不平やグチを吐き出すことで、ストレスは発散できるかもしれません。
しかし、周囲の空気は汚れてしまい、人々を不幸にするのです。
そのような不幸を吸っても、吐く息は感謝の気持ちで浄化して、吐きましょう。
感謝の気持ちで吐く息は、人々を明るくし、幸せの恵みをもたらす呼吸なのです。
進んで明るさや感謝を、まき散らしましょう。
そして、一人一人の心の中に、感謝と希望のあかりをつけましょう。
