嫌なこと・厳しいことは宝 764


人は、嫌なこと・厳しいことをどうしても避けようとします。
そんなことに関わりたくなく、逃げてしまうのです。

そんなことでは、決して進歩・成長はありません。
そのいわば「修行」を捨ててしまうのは、自ら「宝」を捨てることになります。

嫌なこと・厳しいことは、「修行」です。
その修行は、辛いなと思っても、必ずやらなければならないことがあるのです。

例えば、すごく広い家の外周りを、毎日掃除するとします。
掃除を黙って休んだら、怠けになります。

しかし、怠けは許されません。
「つらいな」「今日は嫌だな」と思っても、やらなければいけません。
毎日ちゃんとやれなければ、本当の掃除は、身につかないのです。

雨が降ろうが、雪が降ろうが、風が強かろうが、必ずやり通すという、強い心を持たなければいけないのです。
都合の良いときだけ、天気の良い日だけ、掃除をするでは、修行になりません。

このように嫌なこと・厳しいことは、人に強い心や身体を与えてくれます。
人に与えられた、ありがたい宝なのです。

これは、日常生活や仕事などでも、同じことです。
どんなことにも嫌なこと・厳しいことはあります。

けっして宝を捨てては、いけません。
嫌なこと・厳しいことは、修行であり、自分の宝になると信じて、やり続けましょう。

多くの経験を積むことで、嫌なこと・厳しいことが、しだいになくなってくることでしょう。

2020年08月24日