周りに流されない 703


日本人は、「人と同じことをする」ことを重要視する性質があるようです。

○花見の会があると、みんなで花見を楽しむ
○忘年会があると、みんなで食べたり飲んだりと楽しむ
○同僚たちとみんないっしょに、ランチを食べる
○地域行事があると、みんなで行事に参加をする

このように、みんなで同じことをして過ごします。
みんなですることは、いいことだと思いますが、何も考えずに参加している人も多いと思います。

参加したくない時、都合が悪い時など、周りと同じように行動しなくてもいいのでは、ないでしょうか。

ここで、外国のジョークを紹介します。

世界各国の人々を乗せて、航海中の船が台風で遭難しそうになりました。
緊急用の船が足りなかったので、大人の男性は身ひとつで海に飛び込むことになりました。

海に飛び込むのを怖がっている男性に、船員たちは言葉をかけました。
イギリス人男性には、「あなたは紳士ですから、できるでしょう」
イタリア人男性には、「飛び込んだら、女性にモテますよ」
アメリカ人男性には、「これでヒーローになれますよ」
ドイツ人男性には、「ルールですから」
そして、日本人男性には、「皆さん、飛び込んでいますよ」

これはつまり、日本人が他の国の人たちよりも、「みんなと同じことをしなければならない」という気持ちを強く持っていることを示しています。
この和の精神は、悪いことではありません。

しかし、「みんなに合わせること」を重視しすぎて、自分の心が犠牲になっているとしたら、それは心にマイナスのエネルギーを増やすことになります。
忘年会に参加したくない、いっしょにランチを食べたくない、と思うような時は、ムリに我慢して、いっしょに合わせる必要はないと思います。

「今回は、参加できません」と思い切って、言ってみることも必要です。
「自分は自分」でいいのです。

何も考えずにいつも周りに流されている人は、これから十分注意をしましょう。
常に周りに流されない自分を、大切にしたいものです。

2020年06月24日