愛する人の笑顔を想像しよう 718


料理を何も考えずに作ると、早く作ることに必死になります。
すると、「ああ、面倒くさい」「早くできないかな」と、イライラした心でいっぱいになりがちです。
そうであれば、料理はあまり美味しくないかもしれません。

ところが、料理を作る時に、美味しそうに食べる夫や子どもたちの笑顔を想像して作ると、どうでしょう。
「おいしい料理を作ろう」「もっと工夫しよう」と、ワクワクした楽しい心でいっぱいになります。
すると、素晴らしい料理になり、家族が笑顔で食べることになるでしょう。
そこには、家族に対する愛が、溢れているのです。

ここで、ブッダの教え(蛇の章・慈しみ)を紹介します。

立っている時も、歩いている時も、座っている時も、横になっている時も、眠っていない限りは、慈しみの気持ちを心に抱いていなさい。

ブッダは、どのような活動をしている時であっても、慈しみの気持ちを忘れることなく、心に抱き続けるように教えています。
これを言い換えると、愛する人の笑顔を想像する、ということではないかと思います。

☆工場で車を製造する人は、車を買って笑顔で運転する人を想像しましょう。
☆デパートの商品を販売する人は、商品を買って笑顔で商品を使う人を想像しましょう。
☆美容院の人は、髪型が美しく仕上がり、笑顔で鏡を見ている人を想像しましょう。
☆学校の先生は、笑顔で授業を頑張っている子どもたちを想像しましょう。
☆病院の看護師は、病気が良くなって、笑顔で退院する人を想像しましょう。

仕事をする時も、家事をする時も、子育てをする時も、いつでも「愛する人の笑顔」を想像しましょう。

必ず相手を幸せにするエネルギーが、満ちてきます。
そして、あなた自身が、幸せな気分になれるのです。

2020年07月09日