聞くと知識が増え自信になる 734


誰もが知っていることを、人に教えてもらうのは、大変恥ずかしいです。
こんなのも知らないのか、と見下されたり、軽蔑されたりするからです。

しかし、そのまま聞かないでいると、知らないことだらけになります。
何事も上手くいかなくなります。

ことわざに「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」があります。
これは、「知らないことを人に聞くのは、そのときは恥ずかしいと思っても、聞かなければ、一生知らぬまま過ごすことになるので、そのほうが恥ずかしい。 知らないことを恥ずかしがったり、知ったかぶったりせずに、素直に聞いて学ぶべきだ」という教えです。

仕事において、新入社員は、知らないことばかりで、毎日が学びです。
何も聞かないでいると、仕事に支障が出て、「あの人は、仕事ができない」と、レッテルを貼られるかもしれません。

そうならば、「聞く恥」など気にせずに、分からないことを周りの人に、積極的に聞きましょう。
分からないことが分かるようになり、知識が増えていきます。
知識が増えていくと、自分の自信にもなるのです。

1日5回聞いて、5つ知識を増やしていくと、1年では、5×365=1825となり、1825の知識が、増えることになります。
聞かない人と聞く人では、大きな違いができるのです。

イギリスの哲学者であるバートランド・ラッセル(19~20世紀)は、「幸福になる秘訣は、できるだけ色々なものに興味を持ち、物事であれ、人間であれ、興味を感じるものを無視せず、できるだけ好意的に接することだ」と教えています。

このことは、好奇心旺盛に生き、疑問を持ち、それを詳しい人に質問することが、大切であると教えています。
また、その行為が幸福の秘訣になる、と言っています。

毎日疑問に思った事を、積極的に聞きましょう。
聞くことで知識が増え、自信になり、幸せにつながるのです。

2020年07月25日