困難に逆転の発想をしよう 716

コロンブスのエピソードを紹介します。
ある人から「新大陸なんて、船に乗ってひたすら進めば、誰にでも発見できたじゃないか!」とコロンブスは、言われました。
すると、コロンブスが、「あなたは、このゆで卵をテーブルに、立てることができますか?」と言い返した。
ある人は、悪戦苦闘するも卵をテーブルに、立てることができません。
そこで、コロンブスは、テーブルに勢いよく卵をぶつけて、殻を割って卵を立ててしまいました。
でも、「誰にでもできる簡単なことも、最初に思いついて実行に移すのは難しい」と強烈に反論したのです。
コロンブスが割ったのは、「卵の殻」ではなく、「固定観念の殻」だったのです。
日清食品創業者である安藤百福(あんどう ももふく)。
今や世界中で食されているカップヌードルは、彼の発明品です。
彼がこの画期的な商品を開発する上で1番苦労したのは、麺をカップの中間で浮いた状態にすることでした。
お湯が麺の下にたまり、上下から温まるようにするために、カップの底に空間を確保する必要があったのです。
簡単そうに聞こえますが、「台形の麺をカップの中間で固定する」のが、実は至難のワザ。
百福さん、麺をカップの上から何度入れても、うまくいきませんでした・・・。
試行錯誤の末に見つけた「麺をカップの中間で固定する方法」とは、どんな方法だったのでしょう?
麺を上下逆さまにして固定し、カップの方を上からかぶせた。
この方法により、麺を上から入れていた時の微妙なずれが消え、麺はピタッとおさまりました。
まさに、逆転の発想!
同じ麺類の冷やし中華も、逆転の発想による発明品でした。
熱いラーメンが夏に売れないから、「冷たくして売っちゃえ」って、お見事な発想です。
困難な場面に遭遇したとき、今までの固定概念の殻を破ってみましょう。
逆転の発想をすると、見事困難を乗り越えられるかもしれません。
あなたの思考は、もっと柔軟なのです。
