中身のある人になろう 731


「空樽(あきだる)は、音が高い」という、ことわざがあります。

中身が詰まった樽は、叩いても、高い音がしません。
ボンボンと低い音で、鳴り響くだけです。
一方で、中身が詰まっていない空の樽は、叩くとカンカンと高い音を立てます。
耳が痛くなるような高い音です。

このことわざでは、「空樽」とは、「中身がない人間」を指しています。
「実力がない人間」と言っても、いいでしょう。
この教えは、「ちょっとしたことで、カッとなって大声を上げたりするようなことは、恥ずかしいことだ」です。

中身がない人は、他人からちょっとバカにされたり、批判されたりすると、腹を立て、ムキになって反論し、大声をあげます。
中身がある人は、実力があり、自信を持っているので、常に平常心でいます。
他人と言い争うことはなく、相手の話をしっかりと聞き、上手に対応します。

ぜひ中身のある人に、なりたいものです。
そこで、次のことに気をつけると、中身のある人に近づくでしょう。

☆誰にでも気軽に接し、態度が平等である
☆考え方に柔軟性があり、寛大である
☆行動がぶれなくて、信頼があり、頼られる
☆いつも穏やかで、優しい
☆夢・目標に向かって、日々努力している
☆常に自己研鑽に励む
☆専門的な知識・能力が高い
☆悪口・愚痴・批判を言わない

この中で、自分が反省することや足りないことがあれば、意識して気をつけてみましょう。
きっと中身のある人に、変わっていくことでしょう。

2020年07月22日