家族を大切にする人は、信頼できる 570


皆さんは、家族を大切にしていますか。
祖父母・父母・兄弟姉妹・妻・夫・子どもたち・孫・ご先祖がいます。

家族といっしょに生活します。
家族といっしょに悩み苦しみ、喜び合います。
家族といっしょに人として、成長します。

家族に対する愛情は、誰でも深くなるのです。
家族との絆も強く固いのです。

家族を大切にするのが、自然なのです。
そして、家族を大切にできる人は、誰からも愛され、信頼される人なのです。

私が知っている人で、家族を大切にする人がいました。
休みの日には、家族で遊んだり、楽しく食事をしたり、旅行に行ったりして、いつも家族を大切にしていました。
もちろん仕事も、日々良く努力をしていて、周りの人からも信頼を得ていました。

逆に私が知っている人で、家族をあまり大切にしない人がいました。
家族の悪口を言ったり、仕事ばかりで、いっしょに家族と過ごすこともありませんでした。
不思議なもので、この人は、他の人から信頼を得られず、孤立することが多くありました。

「論語と算盤(そろばん)」の著者、渋沢栄一は、第一国立銀行をはじめ、五百あまりの会社を設立しました。
渋沢栄一は、次の言葉を残しています。

そもそも人間にはどれほどの知恵があっても、その知恵に親切なところがないと、その知恵は悪知悪覚となり、悪いことをして人を害し、身を損なってしまう。

そこで、私は人を使うときには、知恵の多い人より人情に厚い人を選んで採用している。
孝弟(父母や目上の人によく仕えること)の道をわきまえ、親兄弟を大切にする心のある人を好んで採用する。

そういう人はまず安心して使うことができる。
人情の厚い人、孝弟の道をわきまえた人物を集めて公務員とし会社員とすれば、けっして不始末を生じ破綻を起こす心配はない。

今の社会は、以前に比べ、一日中仕事に追われることは少なくなりました。
家族を大切にする時間が、確保できるようになってきました。

人間関係の根本は、家族なのです。
家族を大切にする人が、信頼される人なのです。

いつでもどこでも家族への思いを、大切にして生きましょう。
家族は、自分の宝なのです。

2020年02月12日