不幸な家庭環境をバネに 653


小さい頃の不幸な家庭環境を、いつまでも悩み続けている人がいます。

○両親が、いなかった
○母親又は父親しか、いなかった
○両親がいつもケンカばかりしていた
○両親が共稼ぎで、いつも一人ぼっちだった
○継母にいじめられた
○捨て子だった
○施設で育った
○貧乏だった

このような不幸な環境で育った人は、多いと思います。
私も父が小学生の時になくなり、母が三人の子どもたちを育てました。

経済的にもずっと貧乏な生活を過ごしてきました。
そのせいで、いろいろないじめを受けたり、アルバイトしながら大学に通いました。

不幸な環境で育ったからといって、性格がゆがみ、ひねくれてしまったなら、なんのための人生か、わからなくなってしまいます。
マイナスの考え方をすることで、人生を不幸にしてしまうことになります。

不幸な環境で育ったとしても、素晴らしい幸福な生活をしている人が、たくさんいます。
それは不幸な状態を飛躍のバネとして活用し、常に楽天的に考えているからです。

大変不幸な環境に育ち、不幸だったからこそ、ちょっとでも幸福になれば、幸福感を感じることができるのです。
幸福で育った人は、幸福感を感じる感性が、弱いのです。

大雨が降る地方では、コップ一杯の水は、ほとんど価値がありません。
しかし、砂漠地方のコップ一杯の水は、ものすごい価値があります。

億万長者は、十万円をもらっても幸福感は、少ないです。
しかし、月給十万円の人が、十万円をもらえば、ものすごく幸福感を感じます。

病気の人が健康になれば、健康に対して感謝します。
頑健な人は健康に対して、何とも感じません。

これと同じように、不幸な環境に育った人は、不幸が大きければ大きいほど、大きな幸福を得られるのです。

私は、昔の不幸な家庭環境に対して、今は感謝の気持ちしかありません。
不幸な家庭環境をバネにして、大きな幸福をつかみ取りましょう。

2020年05月05日