絶好のタイミング 690


こんなことで、上手くいかなかったことがあると思います。

○計画書が完成したので、上司に見せようとしたら、上司から忙しいのでと断られた。
○好きになった人に、おつき合いを申し込んだら、つきあっていた人と別れたばかりだったので、今は考えられないと返事をされた。
○友だちといっしょに旅行に行こうと誘ったが、今は大事な仕事をしているので、いっしょに行けないと言われた。
○新商品を開発したので、提案したところ、似たような商品が出たばかりであったので、提案が却下された。

これらのことが上手くいかないのは、タイミングの悪さにあるように思います。
どういうわけか、運が悪い人は、いつもタイミングが悪いのです。
運がいい人は、いつもタイミングがいいのです。

禅語に「啐啄同時(そつたくどうじ)」というものがあります。

「啐(そつ)」とは、「ひな鳥が、卵から生まれ出ようというときに、殻を内側からクチバシでつつく行為」をいいます。
「啄(たく)」とは、「親鳥が、卵から出ようとするひな鳥のために、外側から殻をつつく行為」をいいます。
この二つの行為が、ピッタリ同時に行われないと、ひな鳥は殻を破って生まれ出てくることができません。

人間関係も、お互いのタイミングが大切です。
タイミングが合えば、心が通じ合い、上手くいきます。

☆絶好のタイミングを考え、チャンスが来た時に、行動しましょう。
☆じっくり話ができ、十分検討できるように、心の余裕がある時に、行動しましょう。
☆焦らず時間をかけ、相手をよく見て、判断していきましょう。
☆自分の都合より、相手の都合を尊重して、行動しましょう。

このようなことに心がけると、絶好のタイミングをつかみ、良い結果を手に入れることができるのです。
例えば長くつきあっていた彼女にプロポーズをする時、お互いにとって絶好のタイミングでプロポーズすると、彼女は喜び、感動して、見事プロポーズが成功するのです。

タイミングひとつで、「NO」が「YES」に変わることもあるのです。
絶好のタイミングをつかめる人に、どんどん幸運が舞い込んでくるのです。

2020年06月11日