失うものは何もない 678

長年苦労して、財産・地位・人間関係などを積み上げてきます。
努力の成果として、得たものは大切なものです。
その大切なものを大事にするあまり、生き方が守りに入っている人がいます。
○新しいことにチャレンジして、失敗することが怖い
○せっかく得た財産だから、冒険して失うのが怖い
○部下の失敗で、今の地位から転げ落ちるのが怖い
このように守りに入ってしまうと、不安な毎日を過ごすことになります。
失うことを恐れて、積極的に攻めることができません。
守りに入ることで、運勢もどんどん下がってしまいます。
運勢を高めるためには、恐怖心に打ち勝ち、常に新しいことにチャレンジしていくことが必要なのです。
「独り来り独り去りて一も随う者無し」という禅語があります。
これは、「人間は、一人きりで生まれてきます。お金や地位や権力を伴って生まれてくることはありません。また死ぬときも、一人で死んでいきます。あの世まで、お金や地位や権力を持っていくことはできない」という意味です。
「裸一貫」が、人間の本来の姿なのです。
そう考えれば、今持っているものを失っても心配はいらないのです。
「失うものは何もない」と考え、結果を恐れず、積極的に攻め続けましょう。
自分の人生を常に冒険心を持って、楽しみたいものです。
