いつも隣にある幸せ 688


仕事は順調で、それなりの収入もあり、家族に恵まれている。
友だちもいて、毎日不自由なく暮らしている。
これといって大きな不満や不安があるわけでもない・・・・・なのに、何故か心が満たされない。

欲しい物は、何でも手に入る便利な時代になりましたが、「どこかむなしい」という感情から逃れられずに、日々過ごしている人がいます。
そんな人は、自分にとって一番大切なものを、見失っているのかもしれません。

「明珠掌に在り(めいじゅたなごころにあり)」という禅語があります。
「明珠」とは「宝石」、「掌に在り」は「自分の手のひらの中にある」という意味です。

この禅語は「人は見失いがちだが、一番大切なものは、身近なところにある」と教えています。
あなたのいつも隣にあるものを、再確認してみましょう。

☆毎日笑顔で、楽しく過ごす家族
☆収入を得ている好きな仕事
☆美味しい食事がある安らぎの家
☆面白いテレビを見て喜ぶ
☆一緒に趣味を楽しめる友だち

このように、たくさんのいつも隣にある幸せに、気づくことができるのです。
あまりに慣れ親しんだ日常だから、ついつい幸せを見逃してしまうのです。

いつも隣にある幸せに、気づくことができたら、むなしさは吹っ飛んでしまいます。
心に充実感と安心感が、満ちあふれてくるのを感じるはずです。

2020年06月09日