貧しくても心は豊かに 679


世の中には貧乏で、毎日のお金に困っている人が多くいます。
そのせいで、どうしても毎日を暗い気持ちで生活することになります。

○お金がなくて、給食費・学費、電気代・水道代が払えない。
○お金がなくて、美味しそうな食材が買えなくて、同じような料理を食べている。
○住んでいる家がボロなので、人から家を見られるのが恥ずかしい。
○友だちと遊びに行っても、お金がなくて、不安になる。
○お金がなくて、毎日古い汚れた服を着ている。

このようにお先真っ暗に思えて、明るい未来を思うこともできなくなります。
しかし、金銭的に貧しくても、心まで貧しくならないことが大切です。

禅語に、「誰が家にか名月清風なからん」があります。
これは、「お金のない貧しい家にも、名月は照り、清らかで気持ちのいい風が吹く」という意味です。
「お金がなくても、心まで貧しくせずに、豊かな心でいれば、月の美しさに感動し、心地よい風を感じることができる」と教えています。

どんなに貧しくても、豊かな心を保ち続けましょう。
今、与えられるものに、常に感謝の気持ちを持ちましょう。

お金があっても、貧しい心の人がいます。
お金があっても、感謝の気持ちがない人がいます。

貧しい環境だからこそ、優しさ、思いやり、希望など豊かな心が育つのです。
貧しい環境だからこそ、豊かな心が輝くのです。

豊かな心でいれば、やがて現実の環境もよりよい環境に、変化をしていきます。
貧しくても、豊かな心が、あなたの財産でもあり、味方なのです。

2020年05月31日