笑って楽しく愉快に暮らそう 655


毎日を楽しんでいる人がいます。
毎日を暗く過ごしている人がいます。

せっかくの自分の人生ですから、楽しんで生きた方が、素晴らしい人生になります。
楽しむか暗くなるかは、自分の考え方一つで決まるのです。

ここで、明暗を分けた双子の王子(インドの昔話)を紹介します。

インドのある国に正反対の性格をした双子の王子がいました。
兄はものすごく心配性で、弟はとても楽天家なのです。
やがて二人は、父親から国を一つずつ譲り受け、それぞれの国を治めることになりました。

それから、何十年か月日が過ぎたある日、兄の方は家来にこんなことをつぶやきました。
「父から国を譲り受けたのはいいが、この地を治めるのは責任が重くプレッシャーがかかってたまらない。いつ敵に攻められはしないかと、ヒヤヒヤ、ビクビク恐れおののいていた。こんな人生はもうコリゴリだ。今度、生まれてくるときは王様の子どもなんて絶対イヤだ」

一方、弟の方はこんなことを家来に語ったのです。
「自分は王様の子どもとして生まれたおかげで、国を譲り受けることができ、とても恵まれた生活を送ることができた。やりたいと思ったことは、たいていのことがやれてとても幸せ者だ。今度生まれ変わっても、また王様の子どもに生まれてきたいものだ」

泣いて暮らすのも一生、笑って暮らすのも一生です。
どちらも変わりありません。

それなら、笑って楽しく愉快に暮らした方が、幸せなのです。
毎日ウキウキして、積極的に行動することができるのです。

2020年05月07日