苦手なら好きになろう 649


人は、苦手なことをいくつか持っています。

○運動が苦手
○あの人が苦手
○仕事でセールスが苦手
○子どもといっしょに遊ぶのが苦手
○勉強が苦手
○部屋を片付けるのが苦手

このような苦手なことからは、逃げていたいものです。
苦手のままでいいのなら、苦手でいてもいいでしょう。

しかし、苦手のままでは、成長はありません。
あなたの意識が、苦手と思っているだけで、ひょっとすると本当は苦手でないかもしれません。

まずは、そのことを苦手と思い込まないことが大事です。
苦手意識があると、無意識に苦手なことから逃げてしまいます。

苦手なことに対する意識を変えてみましょう。
苦手なことを好きになってみましょう。

ここで、熊本日日新聞掲載、女子中学生の「苦手の数学が好きになった」を紹介します。

私は、中学2年生になって好きになった教科があります。
それは、数学です。
私は、1年生の時は数学が1番苦手で、数学という言葉を聞いただけで頭が痛くなるほどでした。

しかし、2年生になり難しくなることを覚悟していたのですが、この時にあることわざについて考えてみました。
それは「好きこそものの上手なれ」ということわざです。
このことわざには、好きなものほど上達するという意味があります。

そこで私は、「数学を好きになれば得意になるのでは」と思い、分かるように自分で工夫して勉強することにしました。
こうしているうちに、意識的に数学が好きになっていき、今では80点以上を普通にとることができるようになりました。

この経験を通して私は、どんな苦手なことでも、意識だけでも好きになるように努力すれば、得意になることもできるということを学びました。
これからも、苦手なものを一つでも好きになれるように努力しようと思います。

女子中学生は、苦手な数学を好きになり、努力の甲斐があって数学の成績が良くなりました。
「好きこそものの上手なれ」の言葉の意味を、体験を通して学ぶことができました。
「好き」という意識の力の素晴らしさを強く感じます。

苦手なことから、逃げたり避けたりすることを止めましょう。
「苦手なら好きになろう」と意識を変えてみましょう。

きっと苦手なことが、得意なことに変わっていくことでしょう。
苦手なことは、本当はもっと上手になりたいことなのです。

2020年05月01日