野に咲く花のように逞しく 576

小学校の卒業式の時に、先生方で卒業生に対して、歌のプレゼントをしました。
歌は「野に咲く花のように」でした。
日頃私たちは、野に咲く花を見ても、何とも思わないのではないでしょうか。
ただの花であり、花の美しさに心を寄せることもないのです。
子どもから大人になるにつれて、知らず知らずのうちに、野に咲く花を見ても、何も感じなくなってしまっているのです。
自然の中にある命に、心を動かさない感性になっているのです。
野に咲く花は、素晴らしいのです。
野に咲く花は、明るい日・暗い日、暑い日・寒い日、雨風の日・台風の日など、どんな日も逞しく生きているのです。
小さな花の命でも、懸命に命を輝かせ、伸びようとしているのです。
そして、野にイキイキと花を、美しく咲かせているのです。
先生方は、卒業生が野に咲く花のように、逞しく幸せに生きて欲しいと願い、心を込めて歌いました。
ここで、「野に咲く花のように」の歌詞を紹介します。
野に咲く花のように 風に吹かれて
野に咲く花のように 人をさわやかにして
そんなふうに 僕たちも
生きてゆけたら すばらしい
時には暗い 人生も
トンネル抜ければ 夏の海
そんな時こそ 野の花の
けなげな心を 知るのです
野に咲く花のように 雨に打たれて
野に咲く花のように 人をなごやかにして
そんなふうに 僕たちも
生きてゆけたら すばらしい
時にはつらい 人生も
雨のちくもりで また晴れる
そんな時こそ 野の花の
けなげな心を 知るのです
野に咲く花のように、どんなに辛く苦しい時も、明るく逞しく生きたいものです。
その先には、きっと素晴らしい未来が、待っていることでしょう。
