だめでもともと 590

ピアノのコンクールに挑んだピアニストが、練習の時に間違わずに完璧に弾けた曲を、本番では緊張のあまり間違えてしまうことがあります。
心理学に「努力逆転の法則」というものがあります。
これは、「失敗しないでやろう」と、強く思えば思うほど、かえって失敗してしまうことをいいます。
ピアノの場合は、失敗しないで上手くやろうとして、そちらに意識がいき、かえって緊張してしまうのです。
そこで、肝心の部分に注意がいかなくなり、間違えてしまうのです。
これは、ピアノ以外にも、結婚式のスピーチ、会議での初めてのプレゼン、葬式での喪主の挨拶など多くの場合で、緊張をして失敗をしてしまうことがあります。
失敗しないことを意識しないようにすることが大事です。
自分を良く見せようと思わず、ありのままの自分を表現すればいいのです。
緊張するのは、当たり前です。
失敗することもあります。
「だめでもともと」で、兆戦しましょう。
「だめでもともと」と思うと、開き直ることができます。
緊張感もほどよくほぐれて、とてもいいモチベーションを保つことができます。
今まで努力を重ねてきたのです。
結果を恐れないで下さい。
失敗しても何も失うものは、ないのです。
「だめでもともと」で、自然のままに、自分の力を発揮しましょう。
