才能発見の「双眼鏡の法則」に注意しよう 601

あの人は、才能があって、私には才能がほとんどない、と思ったことはありませんか。
実を言うと、不思議ですが、多くの人がそのように思ってしまうのです。
双眼鏡は、接眼レンズに目を当て、ピントを合わせると、遠くの風景が大きく見えます。
でも、間違って反対側の対物レンズから覗いてしまうと、遠くの風景は逆に、さらに小さく見えてしまうのです。
これにたとえて、心理学には「双眼鏡の法則」と呼ばれるものがあります。
他人の長所や自分の短所を見るときは、人は双眼鏡の接眼レンズに目を当てて見ようとします。
ですから、実際はそんなに大したことではないことも、強く印象的に見えてしまいます。
ところが、他人の短所や自分の長所を見るときは、対物レンズ側から見てしまいます。
ですから、他人の短所も、自分の長所も、実際より印象が弱まり、とるに足らない小さなものに見えてしまうのです。
そして、他人と自分を比べて、他人は才能があり、自分は才能がないように思え、落ち込んでしまうのです。
☆自分の欠点を小さく見るようにしましょう。
☆自分の長所を大きく見るようにしましょう。
自分の良いところを、意識して拡大して見るようにすると、自分の素晴らしい才能を発見することができるのです。
これから才能発見の「双眼鏡の法則」に十分注意しましょう。
