頼まれごとをすると願いが叶う 620

人からいろいろなことを頼まれます。
○汚れている所を掃除してください。
○明日までに書類を作成してください。
○あなたの持っている本を借してください。
○知りたい情報を教えてください。
このような頼まれごとをできるだけ聞いて、協力する人がいます。
そんな人は、多くの人に喜びを与えているのです。
感謝された上に、自分の願いが叶うことがあるのです。
ここで有名な民話「わらしべ長者」の話をします。
貧乏で住む家もない男が、神社に行って神様にお願い事をしました。
「お金持ちになってお嫁さんを迎え、幸せな生活を送りたい。どうか神様、お願いします」というものです。
神社から出ると、男は石につまずき転んでしまいました。
その時、男は一本のわらしべをつかんでいました。
そのわらしべにアブをつなぎ、回しながら歩いていると、子ども連れのお母さんに出会いました。
その子どもが、「そのわらしべをちょうだい」と言ったので、男は喜んで与えました。
お母さんはお礼を言って、みかんを三つ、その男に与えたのです。
再び歩き始めると、今度は苦しんでいる若い女性に出会いました。
その女性は、「のどが渇いて苦しいのです。そのみかんを私にください」と言いました。
男はすぐにみかんを三つ与えました。
みかんを食べた女性はすっかり元気になって、お礼に反物をくれたのです。
男が反物を持って歩いていると、病気で役立たずになっている馬を引いた侍に出会いました。
侍が、「この馬を引き取ってくれないか。その代わり、反物をオレにくれ」と頼んできたので、男は素直に従いました。
草を食べさせて水をやると、馬は元気になってきました。
その馬に乗って進んでいると、ある大きな家の人が「引越しをするのに馬が足りない。その馬を譲ってくれないか。その代わり、「この家と田畑をあげるから」と言いました。
男は頼まれ事に従って馬を譲り、家と田畑をもらうことにしました。
そして、田畑を耕し大金持ちになり、お嫁さんを迎え、幸せになったのです。
この民話のように、頼まれごとをすると、いいことが起こり出すのです。
そして、いつの間にか自分の願いが叶うのです。
頼まれごとを積極的にする人が、運がよくなるのです。
