何の役に立つかを意識しよう 631

Aさんは、とても真面目で、何も考えずに与えられた仕事をコツコツとやっていました。
Bさんもとても真面目で、目的意識を持って与えられた仕事をコツコツとやっていました。
AさんもBさんも、感心するほど素晴らしい人なのです。
AさんとBさんの大きな違いは、Aさんは何も考えていなくて、Bさんは目的意識を持って思考を働かせながら、仕事をしていることです。
Bさんは、自分の仕事がどれくらいの重要性があり、どのような役に立っているのかを理解し、意識して仕事をしています。
Bさんは、それゆえ時間の効率化を工夫したり、もっとよりよい仕事をしようと努力したりしています。
AさんとBさんは、同じ仕事であっても、結果に大きな違いが出るのです。
夜中にマンガを読んでいる時、週末にテレビを見ている時などに、「今私がやっていることは、何の役に立つだろうか?」と考えてみましょう。
それで「疲れが取れる」「心から楽しみにしていた」ならいいのですが、「ただ、なんとなく」なら、あまり役に立っていないのかもしれません。
そんな時は、「早く寝た方が明日の仕事のためになる」「時間があるから、部屋の掃除をしておこう」と役に立つ行動ができるでしょう。
1日24時間をダラダラと過ごし、何の役にも立たないことのために、多くの時間を使っていることに気づかない人が多いのです。
運がいい人は、いつも目的意識を持っています。
ですから同じ1時間でも、何倍をいい結果が出せるのです。
ダラダラする時も、無意識にダラダラするのと、「今日は何もせずに、ゆっくり体を休めよう」と決めて休むのでは、気持ちや体の休まり方に大きな違いが生じます。
自分がすることは、何の役に立つかを意識しましょう。
ちょっと意識するだけで、あなたの24時間は、何倍も価値があるものになるのです。
