利益第一主義に走らない 643


会社や企業は、売り上げを追い求めるものです。
去年より今年、今年より来年と、数値目標を掲げ、達成に向けて努力を重ねることで成長します。

数値目標に執着して、数値を達成するために必死になります。
気がつけば、利益第一主義に走っているのです。

そのせいで、今世の中は大きな問題が、表面化しています。

○長時間労働を強いられる労働者が多い。
○精神的な病気の人が増えている。
○自殺に追い込まれる人がいる。
○不正を平気でする。
○責任を部下や弱い人に押しつける。

このような問題が、いたるところで起こっています。
利益第一主義では、人々は幸せを手に入れることが難しいのです。

人は何のために働き、何のために企業があるのでしょうか。
ここで、利益第一主義でない店を紹介します。

従業員が無理なく働けて、お客さんにも満足してもらうにはどうすればいいのか。
京都市でステーキ丼専門店を営む中村朱美さんがたどり着いた答えは「売り上げを減らす」だった。
夜の営業をやめてランチタイムのみに絞り、1日100食を売り切ったら営業終了。
残業がないので従業員のモチベーションが上がり、余裕を持って接客できるようになった。
「食品ロス」もほぼゼロ。
ステーキ丼のさらなる工夫をすることが、できるようになった。
売り上げ至上主義をやめたことで、さまざまなプラスの変化が起きた。

会社や企業は、本来ならお客などの幸せ・従業員の幸せ・会社の幸せ・世の中の幸せのために存在しているのです。

利益第一主義に走ることをやめましょう。
幸せ第一主義になりたいものです。

2020年04月25日